及川光博ワンマンショーツアー 2000
「誰にも言っちゃダメだよ…。」
at 千葉県文化会館 on 2000.11.3(9公演目)
〜客席との呼吸もぴったり!だった、あの歌〜
セットリスト |
バックバンド「Click☆Tricks」 |
M1:フィアンセになりたい M2:三日月姫 M3:きれいな嘘 M4:パズルの欠片 M5:展望デッキ M6:愛の賛歌(featuring れいこベイベー) M7:若さのカタルシス M8:運命のいたずら M9:CRAZY A GO GO!! M10:ミス・アバンチュール M11:求めすぎてる?僕 EC1:ワンダフル入浴 EC2:バラ色の人生 WEC1:Be My Baby WEC2:S.D.R WEC3:君だけに |
Key:KG B:ひでちゃん Sax・Per・Cho:山本公樹 Dr:つよぽん Per:マリ姉さん Cho:れいこベイベー Key:しよみベイベー |
1.はじめに
地元の千葉公演。開場時間に間に合う様に、会場に向かう。千葉駅からは、面倒臭くなったので、タクシー。会場につくと、裏口の方に入場の整列が(ちなみにスタレビとは、逆の並びだった)。列に向かうと、いきなり知り合いに遭遇。そこで喋り、列が切れるのを待つ。
中に入り、グッズ売り場へ。パンフレットとカレンダーとマウスパットを購入。キーホルダーに悩むが、購入せず(でもきっと買いそうな気がする…)。とりあえず開演も迫ってきているので、席に向かう。2階7列目。せりだし部分の席で、なかなか、良いポジション。左も前も、誰もいない場所。バランス崩すと、もれなく下に落ちるでしょう(笑)。ちなみに、ミッチーのワンマンショーでは、初めて1人参加。確かに友人も来てはいるが、席は別。
2.本編
今回も10分押して、18:10開演。ミッチーの声が、場内に響く。声にざわつく客席。「僕達は、ずっと…互いの指が、唇が、鼓動が、何もかもが、いつか1つになるまで、ずっと待ってる…」と、ゆっくり続く。ちょっと寂しい内容の、台詞。よく考えると、1曲目の、「フィアンセになりたい」の、歌詞にリンクしている内容。これで十分、最初の曲紹介になっているような気がする。
音が鳴り、緞帳が上がる。大量のスモークに包まれているステージ。ミッチーの姿が現れる。大歓声の客席。ゆっくりと階段を降りながら、「フィアンセになりたい」。しっとりと歌い上げる、ミッチー。背中の羽が間奏の部分で外され、ジャケットのボタンを、最前列ベイベーに閉めさせるミッチー(うらやましい…)。ここでふと思った。この会場の最前列って、こんなにステージに近かったっけ?と。ほんの数ヶ月前、スタレビのコンサートを最前列で堪能していたが、あんなに近かった記憶が無い。ステージをよく見ると、本来のステージに、付け加えがあり、かなりステージを広げている状態ということに気付く。あまりステージが近すぎるのも、結構観にくくて、首が疲れるんだけどね。まあ、どうせ今回は2階席なので、私には、関係無いが。
上手側メンバーの配置替え。上から、KGさん・つよぽん・ひでちゃん・公樹さんに変更(ちなみに、以前は、つよぽん・KGさん・公樹さん・ひでちゃん)。後に聞くところによると、宇都宮公演後の、愛知県芸術劇場公演では、既にこの配置だったとか。私の座席と、最上段のKGさんやマリ姉さんは、目線高さが一緒くらい。かなり高い位置にいるんだなぁ、と思う。公樹さんが、一番下になったのは、なんか嬉しい。結構、動きを見せてくれそうな気がする。ミッチーは、公樹さんで遊ぶつもりなのか、動いてくれる公樹さんに期待しているのか、私としても、公樹さんの動きが気になるところ。
「三日月姫」の後のMC。「いや〜2曲いきなり凄いねぇ」と、ミッチー。とても嬉しそうだ。客席のノリに、満足なご様子。「君達の事は、ちっともファンだとは思っていないんだよ。なにかって?人間さ」と、ミッチー。文化の日は大好きなんだとかも(学園祭が好きらしい)。ということで、メンバー紹介は、学園祭がテーマ。KGさんは、自主制作ビデオの話。つよぽんは、たこ焼きやさん。公樹さんは、いきなり、「Come On!」と言って、ミッチーに突っ込まれる。いよいよ、キャラが見え出してきたか?と、嬉しい私。ひでちゃんは、フケて部室でよからぬ事をしていたとか(しかも、紹介中、れいこくんをくどいていた、ひでちゃん(爆))。マリ姉さんは、高校生の時は既に、米米クラブ。しよみ姉は、フォークダンス部。れいこくんは、学園祭実行委員長。ミッチーは、悔しがっていたね。まほろばシロー(以前学園祭をテーマにしたツアーでの、実行委員長の名前)が、出てきたとか(笑)。山ちゃんは、高校中退。ミッチーは、大学祭の話。サザンオールスターズのカバーなんかをやっていたらしく、それをちょっと披露(曲は知っているけど、タイトル不明)。
「きれいな」(ミッチー)、「嘘」(客席)で、始まった「きれいな嘘」。
「展望デッキ」の前での、キラキラ棒は、「キラキラ棒〜ストップ!無しよ」まであり、なかなか笑える(「無しよ」で、横に倒す)。上から見ると、良い景色。そんなやり取りの後、気持ちを込めてしっとり歌う、ミッチー。
「若さのカタルシス」は、エロ度少な目。演奏後、「この前のアンケートに、『直接的エロは好きじゃありません』と書いてあって…」とミッチー。それで、腰振りは、辞めたみたい。「僕も直接的なのは好きじゃない。う〜ん。例えば、公園の公衆トイレの落書き。超きらい」と、ミッチー。「超きらい」の言い方が、凄くかわいかったな。なんか意外な発言だったし。その後、男子に、「入るの?(公衆トイレに)」と突っ込まれ、なんだか、テレながら対応するミッチーが、またキュート。前世の話も出てきて(ちなみに、いるかのプリンセス→ヨーロッパの舞台俳優→かえる→ミッチーらしい)、いつもながら毎回違うMC。そして、この後嬉しい事が!「CRAZY A GO!GO!」のダンスレクチャー。いきなりのレクチャー発言に、場内大歓声。スイッチの入ったミッチーは、ついに、流星浩一郎先生に。サビのフル振り付けが、上級者。というように、難易度に合わせ、上・中・初級。といっても、上級コースから全員で、先生の指導で、練習。「ブロードウェイに行く気あるの?」との言葉もあり、楽しいレクチャー。れいこくんも、お手本。
ギターを抱えたミッチーは、まだ浩一郎先生が抜けないご様子。「○○わよ」と、まだ言葉が残りながら(「一体誰なのさ」と思ってしまった)、「運命のいたずら」。「CRAZY A GO!GO!」は、ダンスレクチャーの成果もばっちり。このまま、勢いに乗った場内は、本編ラストまで、衰える事を知らずに、突き進む。
「求めすぎてる?僕」のご当地ネタは、「増殖中」(昔、bay fmで、やっていたミッチーのラジオ番組、「増殖ナイト」にちなんで。そういえば、この番組の話題もしていたな)。
3.アンコール
キュートな黄色のつなぎをまとった、神原きよしくんの、ご登場。デッキブラシを、肩に担いで、憎めないキャラ。ここからは、神原きよしショーで、チケット代金外のコーナーだとか。しばし客席とのやり取り。ミッチーさんは、雨男。天気が悪いのは、ミッチーさんの日だからだとか。シャトード・ミッチーを出るときは、暗雲立ちこめると言っていたな。
恋と哲学の小部屋へ突入。3枚の質問。れいこくんが、れいこコールにのってキュートに登場。れいこのポーズ披露。
Q1:「友人がストーカーに近いものに合っています。どうしたらいい?」
A1:「この中で、自分はストーカーだという人!(って手あげるわけ無いよなぁ)。じゃあ、あった事、もしくはそれに近いものにあった事ある人(意外な多さ)。なんか共通点があると思うんだよね。例えば、隙があるとか。みんなさ、居酒屋で飲み会とかするんでしょ?やるんでしょ?どうせやってるんでしょ?(この言い方が、面白かった)夏はスキー…あれ?春はテニス、夏はウィンドサーフィン、冬はスキー、秋は読書。欲望渦巻くサークルに入っちゃったりしてさ。男は大ばか者です。隙を見せて良いのは、良い男だけ。男を手玉に取るような、余裕のある良い女になってちょうだいね」。そういえば、ルックス話題で、「顔だけじゃんと言われるのは嫌なので、以外に努力家なんだよ」とも。「あ、これじゃ自分の事、ルックスがいいって認めてるじゃんねぇ」と、ミッチー。
Q2:「失恋してしまいました。ミッチーはどうやって失恋から立ち直りますか?」
A2:「こんな時は、これを歌おう!」と、「Wedding Bell」を歌いだすミッチー。歌詞を間違えて、歌い直す。これに客席も加わり、絶妙な呼吸のア・カペラ。ミッチーが、コーラスを載せたり、上手い具合に、役割分担の出来ている、場内。「あ」「うん」の呼吸が整っていると、思ってしまう。ミッチーは、「みんな、年齢がばれちゃうぞ」と、最後に言っていたな。
Q3:「60代をターゲットにした服屋で働いていて、すっかりオバサマ。どうすればいい?」
A3:「おばさん臭いのは、首が前に出てる。あくびは、口を手で被いましょう。ガムの噛み方とか、食事の仕方」(ミッチーは口元フェチなので、口元の動きが気になるとか。でも、内腿フェチって前に言っていたよな。口元も好きなのね)
恋哲を終え、軽快にステージを去る。
再び、客席から、再登場を求める、きよしコール。きよしくん再登場で、「当たりベイベー」のコーナー。最初のMCで無かったので、どこでやるのだろうと思っていたら、アンコールに移動になったみたい。今日のプレゼントも、ポラロイドの写真。ベイベーが、ステージに向かう時に、「あたった〜あたった〜私あたった〜♪あたった〜あたった〜私あたったよ〜♪」と、即興で歌うミッチー。
「ワンダフル入浴」も楽しく進む。公樹さんの振り付けが、どんどん目立ってきていて、キュート。
「今夜の秘密」は、本当に、秘密だったな。ネタ切れのミッチーは、昨日の出来事を、秘密にする。ミッチー本人が、「思っていた以上に恥ずかしい」と言った、内容。ここまで言ってしまう、ミッチーってある意味凄いかもしれない…。流れるように、「バラ色の人生」へ。そして、一端ステージを去るミッチー。
手拍子に合わせて、ミッチー再登場。ギターを抱えたミッチー。「Be My Baby」が、いきなり始まる。そう言えば、赤坂BLITZの時に、聴いた以来。「S.D.R」まで、一気に流れる。踊りに踊った後は、気持ちを落ち着かせ、「君だけに」。拍手に包まれて、緞帳が下りる。カーテンコールで、拍手は大きくなる。公樹さんのお辞儀に合わせて、他のメンバーも数名、後ろの手を上に上げていた。このまま、皆やるようになるのかな?ミッチーは満面の笑み。20:40頃、終了。
4.さいごに
回を増すごとに、良い雰囲気になっていくステージ。特に、公樹さんの変貌振りが、楽しみ。ようやく、面白みを持つ公樹さんの面が、出てきつつある。今後もこれは楽しみ。一体どこまで、楽しい部分を見せるのか。公樹さんの動きからは、目が離せないな。「Wedding Bell」の呼吸の良さには、驚いた。歌詞を知らないので、一緒に歌えなくて、残念。今回はちょっと照れながら、客席に答える面もあり、キュートなミッチーも多数。でも男っぽいミッチーも、一杯。そう言えば、「ミッチーむかつくっていう時もあるかもしれないけど、そこは人間。僕もむかつくファンがいる…」と言っていたミッチー。「どんなファン?」に対して、困りながらも、「ファンとか、性別とか関係無しに、戦っていないのに、戦っている人を笑う人は、嫌い」と言っていたミッチー。上手くこの辺は、ごまかされたかな。次は、翌週の名古屋追加公演。ミッチーでは、初遠征。楽しみだぁ。